ギターうまくなりたいならやるべきは
バッキングフレーズを弾けるようになることです。
僕の演奏経験、指導経験から見ても
正直、ギター練習って
バッキングフレーズを弾くだけで良い。
世の中的には
基礎練習が必要だ
運指練習が必要だ
スケール練習が必要だ
と強調されるのは何十年も前からの
教えですが、よく考えてみましょう。
基礎練習は何のためにやるの?
運指練習は何のためにやるの?
スケール練習は何のためにやるの?
これ、細かいこといい出したら
色々出てくるでしょうが、要するに
音楽を楽しく演奏するため
なんですよね。
だったら、普通に曲のコピーとか
フレーズのコピーとかやって良いのです。
レベル、段階に関係なくね。
そうやってやってみると
トラブルが起こるわけです、こんな感じで…
例えば、初心者さんが
好きな曲のコピーをやったとします。
ところがあるフレーズで
指がどうしても動かない。
なんとか速さに追いつくけど
かなりしんどい感覚がある。
10回弾いたら上手く指が追いつくのは
2回程度だ。
実際、指、動きにくい感覚がある。
こんな感じで不満や不足を感じるわけです。
これがトラブル。
でも、こうやってトラブルの内容が
はっきりしたら、自然と
「運指練習を加えよう」
となるでしょう?
ここまでいって初めて
運指練習をやれば良いのです。
このプロセスなら、目的がズレてないから
運指練習やっても問題ないのです。
でも、よくあるパターンはこうではないですよね。
先に自分が何をしたいのかを
はっきりさせずに
「とりあえずうまくなるなら基礎練っしょ」
みたいな感じでやってしまいがち。
そうやってやってしまうと…
練習した気にはなるけど
時間経つごとに上達してない実感が
強くなるわけです。
これが続くとどうなるか?
当然、面白くなくなって来て
「所詮、趣味やし」
「弾けるようになったところで
何が良くなるわけでもないし」
「弾けるようにならなくても何もこまらない」
と余計な妄想を抱き始めて
ギターや音楽と距離が生まれるわけです。
このように、基礎練等の練習は
補助としてやるべきなのです。
基本は楽しく好きな曲をコピーしていて
問題ないのです。
バッキングフレーズに集中するのは
バッキングが曲の90%を構成するからです。
わざわざ、難しいソロフレーズを
弾こうとしなくていい。
そんなもんは追々、
どーせ弾けるようになるものですからね。
なので、基本は
バッキングフレーズを楽しく、
どんどん弾いていく
それだけで良いのです。
ギターは趣味だというのなら、
練習も楽しくあるのが本来です。
ギターで食っていきたいなら
なおさら楽しく弾けないと続かない。
わざわざ面白くないことやる必要はないのです。
弾けるようになる自分を待つまでもなく
今すぐ、練習段階で楽しんで良いんですよ。