ギターがうまくなれば音楽、楽しくやれる
ギターがうまくなれば人が認めてくれるから
バンドやってもお披露目しても
楽しくやれるだろう
ギターうまくなれば
取り柄が出来て自信が生まれるだろう
昔からギター弾く人は
大抵こういうイメージを一度は持つものです。
僕も持っていました。
そして、これは何も
間違っているわけではありません。
実際、そういう部分があります。
しかし、このイメージを
そのまま持ち続けている人で
音楽を楽しくやっているなぁ、
と感じる人を僕はあまり知りません。
楽しく音楽やり続けられる人ってどこかで
イメージが変わっているものです。
じゃあ、どう変わっているか?
一緒にいる人に心地よい音楽を届けて
快適なひとときを過ごしてもらうことが
何より重要だ
という感じのゴールを実現させるために
演奏力を磨き始めるのです。
これは冒頭で紹介したような価値観の人とは
違うプロセスをたどるようになります。
練習の内容が勝手に最適化される。
練習そのものから退屈感が消える。
気づいたら10分くらい弾くつもりが
30分、1時間と経っていた。
こんな感じになりやすいです。
もちろん、人の段階もある話なので、
自分の上達にフォーカスする時期も必要ですが
どこかで他人を思いやる心が強くなっていくと
それに従って音楽からストレスが
無くなっていくのはよくあることなのです。
実際、うちの生徒さんたちにも
段階が進んでいくに従って、
こういうことを伝えていくのですが…
やはりこういう心がけになられた方は
演奏も練習もその快適さも全て丸ごと
変わっていかれます。
かのアインシュタインも
「思いやり」を広げることは人間の仕事だ
と残していますが…
音楽だけに関わらないことです。
少なくともギターは聞き手、
一緒にやってくれる他人を思いやると
ストレスがなくなるのは事実だと思います。