昨日、体験レッスンをやったときの話。

 

 

この方、50代の女性なのですが、

しばらく前まで他所のギターレッスンに

通われていたそうです。

 

 

コード弾きから入ったけど、

ソロギターがやりたくて

コード弾きが中途半端になっている状態で

ソロギターをスタート。

 

 

最初からいきなりベースだのコードだのを

入れて弾くのは難しいから

メロディだけ弾く指導をされたそう。

 

 

ギター始めて3年たって、

自分の演奏に全然満足できなくて、

練習時間もとれないことから

レッスンも辞めてしまった。

 

 

ところが、レッスン通わなくなった途端に

ギターを弾かなくなったことに気づいて

もったいないと思われたそうです。

 

 

で、うちに来てくださった。

 

 

 

演奏見せてもらったり

お話聞かせてもらったけど

不満な演奏になる背景には

ちゃんと原因があります。

 

 

やっぱり身体操作が入ってないのが

原因だと思ったので

指導させてもらったら

弾きやすいとお感じになられたそうです。

 

 

この「弾きやすい」と感じる、というのが

ポイントで、こう感じると大抵、

出音も良くなっているのが普通です。

 

 

この方も例外ではなく、

出音が変化しているのがわかりました。

 

 

 

ギター演奏はセンス才能以前に

身体を使って行う行為なので、

身体の使い方をちょっといじってあげると

とたんに弾けるようになったりするものです。

 

 

そして、ギターの練習というのは

その身体の使い方を反復によって

身体に覚えさせる行為です。

 

 

だから、練習のポイントは

学んだ身体操作、身体の使い方を

身体が忘れないようにすること。

 

 

この方の場合なら、

ピッキングするときの感触をお教えしたので

その感触を忘れないようにすることが

練習の目的になります。

 

 

フィンガリングにおいては軽く押しても

クリアに音が出る条件をお教えしたので

その条件を満たす身体操作をお教えしました。

 

 

じゃあ、それを忘れないように

身体に覚え込ませることが練習の目的になります。

 

 

そう考えると色々変わります。

 

 

ギターの練習は

スポーツのような感じに変わるのです。

 

 

武道のような感じと言ってもいい。

 

 

型を守って、破って、離れて、再度型に戻る

という守破離のプロセスそのものなのです。

 

 

そういう風にギターの練習を捉えると

練習時間の見え方も変わります。

 

 

前提が変わるからすべてが変わります。

 

 

 

「ギター練習の世界観変わりました」

 

 

こんな嬉しいことを言っていただけました。

 

 

世界観が変わる。

 

 

理想的な変化が起こったと自覚できているので

この方はもう大丈夫。

 

 

それをあとは弾けるようになるまでの

体験で裏打ちしていくだけ。

 

 

そうして、その新たな世界観が常識になったら

もう、演奏に不満なまま

何年も時間を費やすことはなくなるものです。

 

 

もし、あなたもいろんな練習方法を

試してきたけどこの方のように

頑張りが実らなかった場合は

ここまでに書いたようなことを

参考にしてみると流れが変わるかもしれません。

 

 

ギターは左右の手で弾くのですから

身体操作ですべてが変わります。

 

 

身体操作を軸に変えると練習時間から、

練習プランから、練習の進め方から

すべてが変わると思います。

 

 

参考になっていたら嬉しいです。