ちょっとこれは相手さんが
恥じておられる可能性がある話なので
メール引用は出来ないのですが…
先日、ある相談を頂きました。
ギターの練習で
ちょっと楽しくなくなりそうになっている、
と言う話。
そこで意見を求められたので
直接お返事させていただいたのですが…
1日で大きなモノに
お気づきになられたみたいです。
上達の壁にぶち当たり、
伸びが鈍化したことへの不安、逃亡の
言い訳をしていたことに気付いた
そうおっしゃっていました。
一夜で気持ちが新たになるという情けない
とも仰っていました。
でも、僕はこのお言葉は
素晴らしいとおもうのです。
人間にとって重要な資質が顕れているからです。
ギターは人間が弾くものですから
人間にとって重要な資質があるということは
ギター上達なんて些末なことも
間違いなく達成できるということです。
では、その資質とはなにか?
それは、素直さ。
世の中には自分から人に意見を求めておいて
自分に気に入らねば無視をするという
無礼者がおります。
別に相談された方からすると
痛くも痒くもないから無礼をはたらかれても
問題ないのですが…
その無礼は自らに反る、というのが
恐ろしい部分なのです。
そういうことにいつまでも気づかない。
そんなことでは何をやっても
実らないのです。
不思議と人間の出来た人が
ギターをやると短期間で著しい成長を遂げる
ケースはかなり多いですよ。
上手く行かない時は
自分の何かが間違っているのです。
自らの反省を第一にして
それでも何をどうして良いのかわからないから
客観的な意見を尋ねるわけです。
だから、人から言われる事が
気に入らんといって無視しているようでは
人として話にならないわけです。
ギター演奏も練習も、したがって上達も
人間がやること、享受することです。
ならば、結果の如何を左右するのは
長期的な目でみたらその人の内面にある。
だから、僕はいつも生徒さんや
教材の実践者さん、メルマガ読者さんからいただく
メッセージ等を見る時は
そういう内面を見ようとしています。
そこを見て、相手の味方にたてば
勝手に自然と必要な言葉が降りてくるからです。
それを伝えるまでが僕の仕事です。
それをやってきましたが、
そこから先、どうするか、は
ほんと相手次第。
最後の選択決断の手前までは
サポート出来ますが、
そこから先はその人の資質次第です。
だから、内面を養っておくことは
非常に重要なのです。
先の方のような素直さをギターを通じて
養っておけば他の部分も間違いなく変わる。
それが仕事で出るかもしれないし
家族や人間関係で出るかもしれない。
もしかしたら、その全てが
一夜にして変わることもあるのです。
ギターはたしかに上手く弾けるようになったことで
直接生活の何かが善くなるわけではないでしょう。
別に上手く弾けたから
収入が増えるわけでもないし、
新しい人間関係が出来るわけでも、
一生涯の友が出来るわけでもない。
壊れてしまった人間関係が元に戻る
わけでもないでしょう。
でも、間違いなく
そういう現世利益の源を創ることにはなる。
現世利益の源とはあなたの内面です。
そこを養うためにギターを弾く、というのも
ギターを快適に続ける1つのやり方だ
と思います。
よかったら内面を養うために
ギターに取り組んでみてもらえたら嬉しいです。