既に答えは出てる。

 

 

昔の人の残したことを大事にするようになって

毎瞬毎瞬思うことです。

 

 

既に答えが出てるのに

今さら「自分の考えです」なんて

いうことはしたくないのです。

 

 

だって、そんな答えが出てるものを

「自分の考え」として発信するなら、

それは自分の無知と無教養を晒すことに

なるからです。

 

 

 

もちろん、僕は無知であり、無教養です。

 

 

でも、それは僕が日々三省することであって、

人にそれをひけらかすものではないのです。

 

 

だから、古人の言葉を引用することで

自分の解釈を発信しているつもりです。

 

 

そこに追求の楽しさ、道の楽しさがあると

思うんです。

 

 

 

さて。

 

 

せっかくここまで書いたので、

一つくらい音楽の文脈、ギターの文脈で

一つ古人の智恵を見てみましょう。

 

 

ステージに上がったとき、

自分が一番上手いと思え。

 

ステージを降りているとき、

自分は一番下手だと思え。

 

 

 

これはギターの神様の一人、

クラプトンの名言です。

 

 

クラプトン神は長いステージ経験の中で

こういう悟りを得たわけです。

 

 

これはなかなか実践的な智恵ですよ。

 

 

 

これ、個人的解釈をすると、、、、

 

ステージに上ったときは聞いてくれる人がいる。

 

 

仮に、お客はゼロだったとしても

スタッフとかいるわけです。

 

 

それがいなくても自分が「聞き手」として

存在します。

 

 

だったらその人達に頼りない演奏を

聞かせてはいけない。

 

 

そうするにも、まず、

自信をちゃんと回復させることが肝要。

 

 

そのための智恵が

 

ステージに上がったとき、

自分が一番上手いと思え。

 

ということになります。

 

 

でも、一旦ステージ降りたら、

うまい自分に浸っている場合ではない。

 

 

さらなる研鑽に務めるのが

進歩の道だと言っているわけです。

 

 

そして、それが聞き手に対して

採るべき健全な態度なんだ、

と言っている、、、と思うのです。

 

 

これはまさに謙虚さを取り戻す智恵であります。

 

 

これこそ、箴言だとおもいます。

 

 

 

人前で披露する場がない場合は、

自分の演奏を聞いている人は「自分」ですから、

自分に最高の演奏を聞かせるために

演奏してみましょう。

 

 

そして、そういうモードでないときは

「自分がこの世で一番未熟だ」というつもりで

練習したら良いのです。

 

 

こうやって自分の中でモードを切り替えたら

良いんです。

 

 

 

人前で弾くときはすべてを放棄して、

全身全霊で当たれ。

 

 

一人でいるときはこの世で

一番未熟な存在として己を修めろ

 

 

クラプトン神が残した智恵。

 

 

音楽、楽器演奏だけに限った話ではありません。

 

 

ぜひ、色々応用してみてください。