これはちょっとむずかしい話に映るかもしれません。
でも、くっそ重要なのでわからなくても知っておいてください。
覚えてなくてもかまいません。
では、参りましょう。
最近気付いた1つの仮説があります。
まだ、ちゃんと検証してないのですが、検証するまでもなく確信に近いような感覚を僕は持っているような内容なので、正確なテストはしてないのですがシェアします。
これが受け入れられるともっともっと楽にギターは弾けるようになるし音楽を楽しめるようになると思います。
もちろん、音楽を楽しめるということは人間関係楽しめるという土台の上に成立することです。
だから、そういうメリットも自然と発生するかも知れません。
※ちなみに人間関係を円滑に楽しめない人で楽器演奏がうまくなると音楽は辞めてしまうケースが多い気がします。
では、その仮説というのはなにか?
それは、ギター演奏というのが継承されてきた理由に関するものです。
よく考えてみてください。
ギターを流暢に演奏できるようになったとて何の現世利益もありません。
経済的、物質的に豊かになるわけではありませんよね。(むしろ経済的にはギターは負債です)
上手く弾けるようになったことで人間関係が円滑になるわけでもありません。
上手く弾けるようになったことで血圧値が正常になるとか、血糖値が正常になるとか、がん細胞がなくなった、とかそういう健康指数が改善するわけでもありません。
でも、ギターが本当にうまくなる過程には1つだけ強烈なメリットがあるのです。
それが精神的メリット。
弾けなかったものが弾けるようになることで得られる自信、
上手く弾けることで周りから寄せられる称賛や尊敬。
自分の取り柄と感じられる精神的な拠り所。
こういうのは得られるわけです。
でも、この精神的メリットの中でも最も強烈なものが楽器演奏マスターの過程には存在するのではないか、ということに気づいたのです。
それが、、、
自己受容。
何年も前から僕の発信をご覧になってくれている場合は「OKを出す」といえば分かるでしょうか。
僕は数年前、OKを出すということをメインに発信していたことがありました。
でも、当時の「OKを出す」と今のそれは違います。
今言ってる自己受容はもっと大きな概念です。
ダメな自分をも「それでいいよ」と認めていくプロセスです。
以前はそれを肯定しなければいけない、と思っていました。
だから、「OKを出す」という言い方をしたのです。
でも、今、言ってるのは違います。
ダメを受け入れるのです。
ダメな自分の存在を認めるのです。
これが楽器演奏マスターのプロセスにおいては重要だと思っているのです。
無理に肯定しなくて良い。
自分のダメな部分があることを受け入れる、認めるということを練習を通してやるのです。
音楽はその意味でわかりやすく「今のあなた」を反映してくれます。
それは鏡のようなものです。
鏡のように今のあなたの状態を教えてくれます。
汚い音しか出せない自分ならその様に。
リズムに違和感が残るような音しか出せない自分ならその様に。
正確に跳ね返してくれるのが楽器演奏なのです。
で、多くの人はそれを受け入れるのが嫌だから抵抗します。
だから、基礎練習とかそういうのを使って無理くり変えようとするのです。
でも、そうじゃないんです。
まずは受け入れる。
自分の演奏が気持ち悪い演奏なら、「そっかオレの演奏は気持ち悪いな」と受け入れる。
きっと寂しい気持ちや不甲斐ない気持ちになるでしょう。
もしかしたら、今まで散々努力してきた場合なら「これだけやってこんな程度か」とおもうかも知れません。
「オレはなんて無能なんだ」
「なんてセンスが無いんだ」
「なんてダメダメなんだ」
そう思うかもしれません。
でも、そう思っていることを認めてあげる。
それがひとしきり出来るようになると、改善に向かって進み始めます。
この話は冒頭に書いたように難しい話かもしれません。
でも、それならそれこそ「この話、難しかった」と受け入れてください。
そう思っている自分を受け入れる。
そのうち分かるはずです。
その時にこの話を知ってなければ手は打てません。
可能性ゼロです。
知らないのだから。
でも、少なくとも聞いたことがあれば可能性は残ります。
だから、覚えてなくてもいいから知っておいてほしくてシェアしました。
自分を受け入れる。
くっそ重要なコンセプトだと僕は思います。