もしかしたら僕達は、
知らず知らずのうちに
「サルの呪い」にかかっているのかも
知れません…
そして、このことに気づくことが、
あなたのギター上達を妨げる「呪い」を解く、
最初の一歩となるでしょう。
さて。
こんな話があります。
檻に入れられた5匹のサルがいた。
この檻には仕掛けがあって、
バナナを取ろうとすると冷水が浴びせられる
仕組みになっている。
早々に1匹のサルがバナナを取ろうとした。
すべての猿が冷水浴びた。
しばらくしてから別の1匹がバナナに挑戦。
またも5匹全部が冷水を浴びてしまう。
もう1匹が階段を上ろうとすると、
他のサルたちがそれを止めるようになった。
その後、檻の中に冷水が出ないようにしてから
サルを1匹入れ換える。
新参のサルはバナナを取ろうとするのだが
他の4匹が新参者を邪魔する。
もう1回の挑戦と挫折とを経て、
新参のサルは、バナナを取ろうとすると
仲間から攻撃されることを学ぶ。
それを見たらさらに1匹の猿を入れ換える。
こちらもバナナを取ろうとして邪魔される。
1つ前に檻に入ったばかりのサルも
邪魔する側に、しかも熱心に加わる。
3匹目のサルも交換。
今度もバナナを取ろうとすると周りの猿に
攻撃を受ける。
攻撃をする4匹のうちの2匹は、
なぜ階段を上ることを邪魔するのか、
実はその理由をわかっていない。
こうして4匹、5匹と全てのサルを
交換してしまう。
つまりバナナを取ろうとすると冷水を
浴びた経験があるサルは
全て外に出されてしまった状態だ。
なのに、バナナを取ろうとするサルは
いなくなる。
こんな話を耳にしました。
この話を聞いて、苦笑いを禁じえませんでした。
先の猿は同調圧力により
前提条件が作られているわけです。
冷水を浴びたことがない猿までもが
バナナをとってはいけないと
学習したのは同調圧力によるものですよね。
というのも人間も全く同じだから。
同調圧力による前提条件が作られる…
これは古風にいうと
一種の「呪い」のようなものだったりする。
ギターの世界でもあるでしょう?
ギター始めていきなり曲を弾くのは無謀
基礎練習やらないと曲は弾けない。
ドレミも知らないのに音楽をやるな
コードくらい覚えてないとギターは弾けない
こんなの全部、呪いです。
これを信じて楽しめるなら良いけど、
たいてい楽しめない上に
ギターやめてしまうのがオチです。
「祝い」なら良いですが
「呪い」は避けたいものですね。
追記
「呪い」を解くにはどうしたら良いでしょうか。
おとぎ話なら「呪い」を解くのも
呪文ですが…
実はギターもそうなんですよ。
なぜなら、「言葉」が変われば
「認識」が変わるからです。
先のサルの話というのは
サルの認識が同調圧力により
固定化してしまう点がポイント。
「前提」とは認識の固定です。
つまり、認識がポイントなのです。
そして、その認識の本になるのは
言葉です。
あなたが普段使っている
「練習」や「基礎」という言葉の定義(呪文)
を書き換えるだけで、呪いは解けるのです。
ただ、おとぎ話のように「呪文」唱えてるだけで
呪いが解けるわけではないことが多い。
そのあたりの話はまた、別の機会にでも。
追記 その2
ちなみに、
「エレキギター練習の教科書」という
電子書籍では読むと呪いが解けるように
仕組みました。
以下のリンクをクリックすると
無料で読めるようになっているので
よかったらどうぞ。