この話は、知的好奇心が旺盛な場合や
勉強熱心な場合は役に立つのではないかと
思います。
ギターでも努力家であればあるほど
当てはまる可能性が高い話ではないかと思います。
でも、この話を利用すると間違いなく
あなたのギター上達は前進すると思います。
さて。
今はもう当たり前になってしまいましたが
すごく便利な時代になりました。
10年前…
いや、5年前…
3年前のことを思い出してほしいのです。
今のように簡単に情報が取れましたでしょうか。
今や本を出版している著者とYouTubeで
接触できる。
SNSで接触できる。
すごい時代です。
僕がギター始めた約30年前では
考えられなかったことが今や普通に起こっています。
すごくいい時代ですよね。
この前、あるYouTube動画のコメントに
「ギターをYouTubeで独学で学ぼうか、
先生つけようか迷ってます」
みたいなコメントがあるのを見かけたけど
「すごい時代やな」と思いました。
それが可能だと思えているからこその
コメントだと思ったからです。
本当にそれが可能なのかは人によるでしょうけど
それが「出来るかもしれない」と思えるのは
とても希望のある話だし、
素晴らしい話です。
それだけ情報が身近にたくさんある、
ということです。
でも、物事は100%メリットのみで
構成されているものではありませんよね。
必ずデメリットがあります。
これは何千年も前から言われている
法則ですから、如何に文明が発達しても
こういうのは変わりません。
じゃあ、情報にたくさん触れられることは
どんなデメリットがあるのか?
それはいつも言っているような
「何を信じて良いのか分からない」
ということもそうなのですが…
実はもっと多くの人が
見逃していることがあるのです。
それは…
ギターのYouTube動画とか
ウェブサイトとか
本読んでる時間は
ギター弾いてない
という事実です。
閲覧している間は弾いてないのだから
閲覧した知恵やヒントは演奏に活かさないと
ムダに終わってしまうのは
いうまでもないことです。
もちろん、弾きながら動画見たり
ウェブサイト見たり、本を参考にする
と言うことは出来ますが
演奏することに集中している時間と
比べるとその濃度、密度は低下します。
これ、多分言われたら誰もが理解できることですが
実際に行動に活かしている人は
どれだけいるのでしょうか?
もし、多くの人がこの事実を
うまく活用しているなら90%の挫折率になるのは
ちょっと筋が通らない感じしますよね。
そして、情報は依存が強くなるのも
見逃せないデメリットです。
特にYouTubeはこれが強くでますよね。
一つ動画を見終わったら
すぐに関連が出てくるので
気になって見続ける仕組みになっている。
気づいたら何時間も動画見て終わる
という人もおられますよね。
一つの動画を見終わるまでに
関連動画をわざわざ探して
見てしまう、なんて人もいるそうです。
こうなるとギター難民が増えるのも
筋が通ります。
便利な半面、道具に使われるというのが
課題になりがちになる、ということです。
当たり前のことですがギター一つとっても
楽しもうと思ったら弾かないといけません。
情報を漁っている間は
弾いてない。
これが続いて楽しくうまくなる、なんて
無理な話なんじゃないかと思います。
過去にも散々書きましたが
えぇから弾け
というメッセージを発信した時に
「刺さった」と言ってくれて
ギター弾けるようになった人が
何人もおられるんですよね。
当時は
「こんなしょーもないアドバイスが
刺さるんやな」
と思っていましたが、当時よりも今の方が
必要なメッセージになっているかもしれません。
えぇから弾きましょう。
弾いたらうまくなる。
上手くなったら楽しくなる。
楽しくうまくなることも、
ストレスなくうまくなることも出来るのが
ギターという楽器です。