個人的にもはや趣味のように
なってしまいましたが、毎朝、
先人が残した書物、言葉に触れるのが
常になりました。
昔の人の言葉はなかなか難しいのですが
とても言い得て妙であり、
現代にもバッチリ当てはまるものが多いので
僕はそういうのを見て心を安らげているのかも
しれません。
今日は、こんなのを目にしました。
吾が生や涯(かぎ)りあり、而して知や涯りなし。
訳はこんな感じ。
↓
人間の生命には限りがあるが、
知識欲には限りがない。
無限の知識欲に溺れては、限りある生命は
疲れてしまい、養生の道に背く。
「俺はギター弾いてるのに
こんなん聞かされても意味ねーわ」
と思ったなら、大間違い。
これはギター教えてて常日頃、
ギター練習している人に
感じていることと同じなのです。
先の一節をギター練習に当てはめ、
現代風にするとこういうことです。
色々、練習方法なんか知ったところで
それを実習して、自分の経験から学べないと
心が折れて挫折することになる。
ということです。
先の「知識欲」というのが
「練習方法を漁る欲」
※ちなみにこれはギター収集欲、
ギターの道具収集欲と置き換えても
通じると思います。
「生命」を「心」
「養生の道」を「実習して経験から學ぶ」
と置き換えてみました。
同じような意味になると思いませんか?
先の引用文は荘子の一節。
2300年前に言われたことですよ。
それがこんな風に当てはまる。
面白いと思いませんか?
まぁ、ともかく、実践実習ありきでないと
ギター練習なんて成立しないってことです。
実践実習できているでしょうか?