「いらないですよね。やっぱそうですよね」
先日レッスンで生徒さんが、
教室にある僕の本棚を見て言ったセリフです。
何の本を見てそういったのか?
それは、基礎トレの本です。
何十年も前に買った本なのですが
一応、教える仕事をしているので資料として
残してあるのです。
この生徒さんは15歳くらいから
ギター弾いていて、今、50代です。
ずいぶん長く弾いておられますが、
あまり弾けるようにならないことが
ストレスだとおっしゃっていました。
それで、ギターもやったりやらなかったりで
いつの間にか年齢が経てしまった。
「今からでもギターって
弾けるようになるんですかね」
とおっしゃっていましたが、
それほどまでに自分の可能性を
信じられなくなっているということです。
僕からするとやりがいのある生徒さんですが
本人からするとどこか自分に
諦めているところがある。
そうなっても仕方ないです。
でも、それでも彼の冒頭のセリフは財産です。
色々やってきて、苦労してきたからこそわかる
審美眼がそこにはある。
これが彼の財産です。
だからこそ、その審美眼で
まともな練習法を実践することが出来たら
こういう人は一夜にして化ける
と言ってもいいほどの変化を起こすものです。
苦労というのは裏切らないものです。
無駄になったと思うことは錯覚なのです。
かならず財産になっています。
それを今後眠らせるか、
それとも掘り起こして楽しむかは
その人次第です。
鍵は行動にある。
どれだけ打ちのめされようが
行動をやめない人は
時間がかかっても満足行く結果を手に入れます。
僕達も行動してまいりましょう。
何があっても行動です。
追記
知ることは行為の始めであり、
行為は知ることの完成である。
ということを言った哲人がいます。
僕はこの言葉が大好きです。
座右の言葉になっているけど
本当にそうなんですよね。