先日、東山魁夷の絵を見に行きました。
たまたま誘われたから行ったのですが
親が東山魁夷の絵が好きで
子どもの頃見たのを思い出しました。
大人になって見てみたら大きな発見がありました。
それが意外に音楽と共通していました。
ちょっとマニアックな話にはなりますが
楽しくギターを弾く、音楽をやると言う意味では
役に立つかも知れないと思ったので
シェアします。
まず、魁夷さんの絵には他の画家と
大きく違う、と感じました。
それは、空気。
魁夷さんの絵には空気がある。
そう感じたのです。
これはすごいことだと思いました。
絵なんだから空気を描くというのは
難しいわけです。
論理的に考えるとちょっと
無理がある。
でも、現に見る人に空気を感じさせるのです。
この空気感というのが
非常にポイントでして。
音楽にも空気というのがある。
ギターの演奏にも空気があるんですよね。
音色にもあるし、リズムにもある。
音色の空気感というのは
なんとなくイメージしやすいのでは無いかと思います。
音色に空気…
雰囲気の様なモノ、
と思ってもらっていいと思うのですが…
そういうものを感じるからこそ、
シグネイチャーモデルのエフェクターとか
機材が云々という話は昔からあるわけです。
しかし、リズムに空気感がある…雰囲気がある、
という話はギタリストの口から聞くことは
ほとんどない。
でも、僕はリズムギターをずっと弾いてきて
これはちゃんとあると実感していますし
それを生徒さんに教えるとその人は
めっちゃギター上手になります。
もちろん、良くわからない概念故に
空気をコントロールするのは
時間がかかります。
人によっては10年単位の修行が必要になる
でも、そういうものを追求し続ける限り
演奏のリズムから
空気が出てくる日がやってきます。
この空気が出てくるようになる頃には
色んな気付きが訪れているはずなのです。
演奏というのが心の状態に
左右されるというのも分かるでしょうし
心の状態をいい状態に保つのに
自分をどのようにコントロールしたら良いのか
というのも自分なりに見えてくるものなのです。
自分と向き合うことも必要になります。
そうやって表現のレベルが上ってくると
通り一遍の練習とは全く違った内容になってくるし
そこまでやってこそ見える面白みもあると
分かるはずです。
いつも書いてますが楽器演奏というのは
人生とつながっています。
自分自身と向き合うものなのです。
そうするからこそ価値があるとも言えます。
みんながみんなこういう境地を
経験するかどうかはわかりませんが、
こういう境地を経験する人が
一人でも増えたら嬉しいです。
ちょっとマニアックな話ではありますが
なにかの参考になったら嬉しいです。
追記
東山魁夷の絵に空気を感じたことで
興味を持ったので
魁夷さんの著作を2冊手に入れました。
もしかしたら「空気」の秘密が
わかるかも知れません。
もし、秘密が分かったら
またシェアしますね。