うちの生徒さんに
ギターボーカルの方がいます。
ギター弾きながら歌うわけですね。
弾き語りもやるし、
いわゆるギタボみたいなのもやる方です。
その方には師匠が2人います。
一人は僕。
もうひとりはボーカルの師匠がいます。
そのボーカルの師匠というのがまたこれ、
いい意味でとんでもない人だそうで。
僕もよくその方のお話を
聞かせてもらっています。
直接お会いしたことはないですが、
ホンモノやと感じます。
さて。
先日、この生徒さん。
ボーカルの先生に相談があって
電話をしたらしいのです。
ちょっと話したら、この先生。
「あれ?ちょっと声おかしいですね。
最近サボってるでしょ。」
といったそうです。
「うわ…バレてる…」
そう思ったらしく、弁解するために
「〇〇(ボーカルの技)の練習は
やってますよ」
と切り替えしたそう。
すると、この先生。
「どこでそれ使うんですか」
と一喝。
この生徒さん。
「すみません…ちゃんとやります」
と反省したそうです。
僕はこの話を聞いて、
「あるあるやな」と思ってました。
すると、この生徒さん、こう口にしました。
「奧田先生と一緒ですね」
そう、こういう感覚なんですよ。
僕とボーカルの先生が同じ感覚かどうかは
知りません。
でも、少なくとも
「使わんもん練習してどーすんの?」
という感覚は一致しているわけです。
練習方法を聞いてくる人は多いですが、
良くなる人は一部です。
何故かわかりますか?
使わないもの練習するからです。
普段からそういうことをやっているから
仮に使える練習を教えても
その価値がわからない。
意外とこういうことは多いのです。
だったらやるべきことは何か?
コピー
ライブ(お披露目)
これくらいになるでしょう?
これが「音楽」だから
音楽をやらずに練習するから使うものと
使わないものの区別も
つかなくなるのですから。
だったら、先に下手でもなんでも良いから
音楽をやることなのです。
それで恥ずかしい思いをするのも良いのです。
必要なものがはっきりするまでは
そういう経験もいいと思います。
被害が最小限に抑えられますからね。
ということで、実際に使うことを練習しよう、
というアイデアでした。
よかったらご参考までに。