無意識に出来るようになれば創造性が花開く。
ある本に書かれていたフレーズです。
僕はこの体験がありまくります。
「アドリブで使える手癖フレーズをおぼえています。」
アドリブの話をするとよく出てくるセリフです。
要は手癖を繋げていけばそれなりのアドリブになるというのを目標にしているということです。
これは何も悪いアプローチではありません。
そもそも、経験がない人にとってはとても良いアイデアです。
既存のコピーしたフレーズをアドリブで変形させる、というのもいい手立てです。
でも、アドリブがうまくいかないという人はこのせっかくの努力を続けてなかったりします。
すると、無意識にならないのですから創造性は全く出てこない。
僕はそれを経験してきました。
僕も昔は手癖フレーズをつなげるようなアプローチや既存のコピーしたフレーズを変形させて使う、というアプローチを練習してた時期があります。
でも、続かなかったことがありました。
すると、アドリブ演奏してもなんかダサい。
なんかとってつけたような感じになってしまう。
でも、それでもある程度続けていくと変化が訪れました。
同じように手癖フレーズをつなげるにしても、ここでこっちへ動いたらどうなるんだろう?
と演奏中に思えるようになるのです。
もちろん、そう思うからそうします。
すると新しい響きが得られる。
面白いフレーズが飛び出したりする。
これが創造性だと思うのです。
一見、創造性というとたいそうなイメージがありますが、この程度のものだと思います。
意識しないと出来なかったことが意識しなくても出来るようになる、、、、
つまり、無意識で出来るようになったからこそひらめきという形で思いつくわけです。
先日、アドリブは無意識で出来るレベルをめざすべきだと書きました。
これは創造性が湧きやすくするため、とも言えるのです。
アドリブは理論が先ではありません。
無意識で出来ることが先です。
そして、それは可能なのです。
それを知るにはまずはアドリブを何もわからなくてもいいからやることです。
練習するときは自分しかいないのだから変なフレーズ弾こうが関係ないのです。
誰に遠慮する必要もないのだから、思いっきり羽目を外す氣持ちでアドリブを楽しんでほしいと思います。