「自分のエゴは脇に置いて、仕事をこなすんだ。」

あなたはジェフ・バクスターというギタリストを
ご存知でしょうか。

この方、スタジオミュージシャンで、
ドゥービー・ブラザーズやスティーリー・ダンで
弾いていた方です。

ドゥービー・ブラザーズや
スティーリー・ダンで弾いているという時点で
アホほど技術がある、と考えていい。

先の言葉はそんなバクスターの言葉。

スタジオミュージシャンって
ミュージシャンの中でも職人みたいな仕事です。

要求されたものを弾く。

弾ければ仕事になるし、
弾けなければ降ろされる。

だから、スタジオミュージシャンは
みんな実力者が多いのです。

そんな人が残した哲学が先の言葉です。

これを紹介したのは
実はこれがギター上達のコツでもあるからなのです。

どうすると先の哲学を使えるかと言うと…

バッキングフレーズで
「自分のエゴは脇に置いて」色々弾く。

好き嫌いを言う前に弾くのです。

こうやると先の哲学を練習に活かしたことになります。

実際、これが出来る人は例外なく上手な人です。

そして、感性としても豊か。

色々弾くのだから当然です。

そして、弾くことで初めてわかる魅力
というのもあるのが音楽です。

そういうことも経験できる。

それは感性を豊かにしてくれる経験です。

自分が好きな曲しか弾かない人は
それはそれで楽しいでしょう。

自分の好きなジャンルに関しては
深く理解することもできる。

でも、一方で感性は偏るわけです。

一方、何でも弾く。

一見、好きではないようなフレーズでも弾く。

「自分のエゴを脇に置ける」人は
実は一番豊かに技術を
身につける人でもあるのです。

こういう上達の道もあるのです。

たまには今まで手を出さなかったものも
弾いてみるのはいかがでしょうか。