面白い話を耳にしました。
今際のアリスという話に
出てくる話らしいのですが、こんな話。
地下構想道路で120分以内に試練に耐えて
無事にゴールするというゲームをする
1人は怪我のため、
はじめからバスの中で最後の時を待つ。
主人公と他の3人は、
どこかわからないゴールに向かって走り出す。
途中で2人死んだからか
バスに残してきた参加者を助けに戻る。
そして、バスのところまで戻ってきて
ふとバスを見ると、車体に描かれた落書きに
「GOAL」と…
つまり、最初からゴールにいた、
という話。
僕は実際の作品は見てないのですが
この話は作品を見てなくてもかなり示唆的です。
ギターも同じなのです。
最初からどうしたら良いか、なんて
わかっているものです。
なにかの曲を弾きたい。
↓
弾く
と出来たら良いのに、この↓の部分で
余計なことをする。
「やっぱ、基礎がないと弾けるわけないよね」
「やり方も知らずに取り組むのは非効率だよね」
「ドレミくらいわからないと駄目だよね」
「初心者が覚えるべきコードがあるんだよね」
とごちゃごちゃ余計なことをしがちです。
結果、すでにわかっていたはずの
ゴールに至る道が見えなくなる。
最初からゴールにいたにもかかわらず
自分から脇道にそれておいて挙げ句の果に
「俺にはセンスがない」などというのは
おかしな話ですね。
なにかの曲を弾きたい。
↓
弾く
↓
あ、指が動かないんだな、と
気づく
↓
運指練習
これなら道はそれてないから良いのだけど
あまりこういう道筋をたどる人はいませんね。
まぁ、ギター教えている立場だから
迷っている人と出会いまくってて
そういう人ばかりだと勘違いしているだけかも
しれませんが 汗
なんせ、すでにゴールへの途上にいてて
迷いなく進めばゴールは確実なのが真相です。
つまり、僕たちはゴールにすでにいるのです。