先日、体験レッスンでの出来事。

 

 

来られた方は現在、

ギターのコードワークを中心にやっている方で、

ゆくゆくは自由に

ギターが弾けるようになりたい

とおっしゃっていました。

 

 

自由にギターが弾けるというのは

どういうイメージなのかを聞いたら

 

アドリブやりながら

自由に弾けるような姿だ

 

と言うので、アドリブをやることに。

 

 

 

やったこともないアドリブを

いきなりやらすのですから

当然戸惑いの表情を隠しきれません。

 

 

アドリブに対するイメージを聞いてみると

音楽理論が必要だと思って、

音楽理論を勉強した過去があるようだったので、

音楽理論なしでも出来るようなアドリブ体験を

して頂きました。

 

 

 

もちろん、流暢なアドリブなど弾けません。

 

 

それまでコードを弾いていたのだから

単音を弾くということも怪しいわけです。

 

 

 

でも、外さない音は出せる、ということが

わかってもらえたようなので、

なぜ、そうなるのか、という部分を

解説させてもらいました。

 

 

 

するとこの方、貴重な感想を口にされました。

 

 

「音楽理論ってそうやって学ぶんですね。」

 

と。

 

 

 

アドリブの体験から後付けで

理論を学ぶ。

 

 

これが効果的だとわかったようです。

 

 

 

そもそも、理論というのはいつも後付です。

 

 

先に現象があるはず。

 

 

音楽なら、美しいメロディなり、

楽しいリズムなりが先にある。

 

 

それを後から理屈付けしているわけです。

 

 

 

だから、そもそも音楽をやる体験を経てから

理論でバックアップすると

音楽理論は机上の空論にはなりません。

 

 

体験というのは何を学ぶうえでも重要だと

改めて思わさせられた出来事でした。