あるフランチャイズのコーヒーメーカーの会長がこんな話を残しています。
フランチャイズの経営者たちが「努力しているのに商売がうまくいかない」って言ってくる。
そんな時に自分は「努力には段位がある」という話をする。
レベルの高い努力をしないといけないけど、ただ、それをしていればいいってもんじゃない。
人間性が大事。
一所懸命やればこうなるという期待や打算を捨てること。
無心でやること。
それが大きなカギになる
ギターも同じだと思います。
普通に自分が一人で、誰に利かすわけでもない演奏をするくらいなら努力の質と量が整えばうまくいきます。
でも、人前で演奏する、誰かと演奏する、自由に演奏する、人と楽しく音楽をやる、みたいな話になると、努力の質と量だけではうまくいかないと思うのです。
では、なにが必要か?
この会長がいってるように、期待や打算を捨てて無心で弾くことが必要だと思います。
実際、演奏というのはその最中にあーだこーだ考えると途端におかしな演奏になってしまうのが真相です。
つまり、無心で弾けないと誰が聞いても聞ける演奏にならないってことです。
そして、この期待や打算を捨てて無心で弾くにはそういう性格、人間性がないとなかなか成し遂げられないと思うのです。
コーチ業を長年やっていると思うことですが、やっぱり素直で、理由や根拠がなくても動ける人はこうなりやすいです。
でも、自分の考えを頑なに握りしめ、理論武装する弱い人はこの壁をこえることが難しくなりやすいように見受けます。
前者は一見バカのようにみえるかもしれませんが、音楽一つとってもお金で変えない大きな結果を得ると思います。
後者は一見賢そうに見えるかもしれませんが、お金を積んでも最後は何も残らないことが多いと感じます。
あなたはどっちのタイプでしょうか?
期待や打算、見返りをもとめなくても大丈夫なタイプでしょうか?
それとも自分の考えを頑なに譲らず、自らの権利を大きな声で騒ぐタイプでしょうか?
いずれにせよ、どっちでいたいでしょうか?