正直、自分でも確実にうまくなっているという自覚がありました。
だから、今日の練習ではメンバーたちが驚くのではないか、と楽しみにして臨んでいたのです。
実際、メンバーたちの反応はよく、バッキングがよくきこえるようになった、練習したのがちゃんとわかる、というような感想をいただけました。
こんなコメントをいただきました。うちの生徒のOさんです。
ちなみに、この方、女性です。
バンドを組み、ギタボ(ギター弾きながら歌っている人)をやられています。
コロナでバンド活動がストップしました。テンションが下がっていたらしいのですが、着々と練習を続けていた。
でも、上記のように自分の上達を実感していた。そして、コロナが明けて、それをメンバーが証明した。
やるべきことをやったら誰もがこうなる、といういい証明です。
これは20年以上ギター教えてきて実感する部分なのです。
断じてセンス才能、遺伝とかではない。
やるべきことをやったら誰でもこうなるのです。
「やるべきこと」とは?
さて、ここで重要になるのは「やるべきこと」とはなにか?ということですよね。
彼女は何をやったのでしょうか?
それは・・・
バッキング。
そう、伴奏の練習をひたすらやっていたのです。
もちろん、何でも良いから闇雲にバッキングをやっていて良いわけではありません。
ちゃんとしたやり方でやる必要があります。
でも、ちゃんとしたやり方でバッキングをやったらこうなるのです。
バッキングというのはリードと違って単調だと感じやすいものです。だからこそ、演奏力の基本をつくるのにもってこいなのです。同じ演奏をする必要があるからこそ基本をつくるのに格好の材料になります。
基本というとつまらない印象を持たれる人もいるかも知れませんが、僕の生徒さんはみんなそうは思いません。
それは基本というのがつまらないものだと思わないように指導しているからです。
演奏のうまさ、心地よさをつくるのに基本ほど見返りが大きいものはありません。
これは音楽を人に披露したらわかります。
バッキングギターの練習のはギターの基本。
そして、基本が深く出来てたら困ることは基本的にないのです。