この話はギターの話に聞こえないかもしれません。

でも、あなたを変えてくれるかもしれません。

そんな話。



さて。

昨日、体験レッスンをした時の事。

「50を目前にすると、
後悔したくない、と思ったのです。」

昨日の生徒さんから耳にした言葉です。

50歳とはそういう歳なのでしょうか。

僕もあと数年で50歳なので、
なんだか、自分にも迫られているような
言葉に聞こえました。

50といえば天命を聞く歳として
古来から伝えられている。

五十にして天命を聞く

論語に出てくる一節です。

天命というと大げさに聞こえることでしょう。

でも、日常のちょっとしたことにも
天命があるかもしれません。

この方は、先の年末にコロナを患われました。

そして、紅白を見ることが出来ず、
録画したものを回復後見たといいます。

B’zの松本さんや、アルフィーの高見沢さんが
あの年齢でバリバリ弾いているのを見て、
導かれるようにギターをもう一度始めよう
と思ったそうです。


何十年も前に買ったギターを出してきて
メンテナンスに出して
体験レッスンに来てくれました。

「仕事だけやっている人生に疑問を感じた」と
おっしゃっていました。

その言葉に感じるものがあったのですが、
彼にどうなりたいか聞いたらこう即答されました。

「とりあえずはリードギターが弾きたいけど
何でも弾けるようになりたい」

普段ならこう言われると
目的が明確ではないのだな、と
判断するのですが、
昨日はそうは思えませんでした。

何かこう、筆舌に尽くしがたいものを感じたので
リードを弾くために必要な話をしたら
「先生の導きに従います」
と即答。

これを聞いて、「あぁ、やっぱり」と
思いました。

この人は本気なんです。

なので、徹底的にリード弾けるように
導くことにしました。

この様に本気の人というのは
人を動かす何かがあります。

自分と向き合い、気を本に置く。

自分と向き合う事というのは
趣味一つでもやる人とやらない人に
大きな差を作ります。

世の中にはモチベーションが消えて
ギター弾かなくなる人がたくさんいます。

そうなるのは練習方法の問題も
実践内容の問題もあります。

でも、意外に多いのは
自分に向き合うことだったりするのです。

自分は何故、ギターを弾くのか?

弾けるようになってどうなろうとしているのか?

どうなって、何に益する存在になるのか?

この様に自らに反り、自らと向き合うこと。

意外にこれがあなたの気力を回復させ
本の部分に気を置く…

つまり本気にさせるのだと思えてなりません。

人は本気になったら2時間で変わります。

古来から3日もあれば人は変わる、
と言われていますが
とんでもない。

2時間で変わるのです。

もっと早いかもしれない。

是非、自らに反り、
自らに向き合ってみてください。

何かが芽生えるかもしれません。