目標目的がある人とない人…
好きな方を選べるとしたら
あなたはどちらを選ぶでしょうか。
目標目的があると人の活動は活発になるものです。
古来から、特に東洋では
暇(閑)というのが一番厄介なものとされました。
暇だとすることがなく無気力になるからです。
故に無目的無目標というのが
もっとも人生を無駄にしているといっても
いいかもしれません。
逆に目的目標がいつも見出されていたら
人生はとても充実することになるし
実際、体験的にもそうだと思えると思います。
ギターにおいてもこれは顕著に現れます。
目標目的が明確な人は永遠に上達していきますが
不明瞭な人やない人は挫折率が高まります。
ということで、今回は
目標目的の意図的な創り方をご紹介しましょう。
これはとてもいろんな方法があるんだけど
共通している点があります。
それは…
問題点を探すことです。
問題を避けないことです。
目標目的というのは
違う表現をすると「理想」であります。
特に目標は理想と現実のギャップにある。
目標とはこのギャップが具体化したもの
と言えます。
例えば、レニー・クラヴィッツの
Are You Gonna Go My Wayを
弾いているとします。
目的はこの曲が弾けるようになることだ
とします。
でも、実際コピーしようとしてみると
最初のチョーキングが出来ないとします。
この「チョーキングが出来ない」が
理想と現実のギャップ。
だから、「チョーキングが弾けるようになる」が
目標となるわけです。
仮にチョーキングできる人に
とっては目標になりえません。
だって弾けるから。
ここには問題がないからです。
だから、目標とはなりません。
そもそもの
「Are You Gonna Go My Wayを
弾けるようになる」
というのも、弾ける人にとっては
目的になりません。
Are You Gonna Go My Wayが
弾けるかどうかわからないから目的になる。
「弾けるかどうかわからない」というのは
一種の「問題」です。
わからないのだから。
そして、弾いてみた結果、
チョーキングが出来ないと分かれば、
「チョーキング出来るようにする」というのは
「Are You Gonna Go My Wayを弾けるようにする」
という「目的」に向かう「目標」と
なるわけです。
この様に問題点を探すと
目的、目標というのは
いくらでも創ることができるのです。
だから、問題を避けないこと。
むしろ、問題を探しに行くと
やるべきことが視えるのです。
古来、「苦労は買ってでもせよ」といいますが
これは問題を見つける態度のことを
いっているのかも知れません。
あなたのギターはどこに問題があるでしょうか。
今、あなたが出来ないことは何でしょうか?
どんな曲を演奏していて、
どんなフレーズで壁を感じているでしょうか。
先ずはこれを把握すること。
問題把握できたら何でもいいのですが
録音録画すると明確に把握できるでしょうね。
それが把握できたらあとは
それを解決する智慧を一つ一つ試すだけ。
ギターの上達とはこれくらい確実なものであり
誰でも経験できるものなのです。
是非、問題を探して目標としてみてください。