ある国に四人の王子がいました。
ある時、王子たちは「キンスカ」という木の話になりました。
ところが全員、話を聞いたことはあるものの「キンスカ」という木を見たことがありません。
そこで王子達はキンスカの木を見に行くことにしまた。
キンスカの木の在り処を知っているのは年寄りの御者1人だけだったので4人は御者のところに見せてもらえるように頼みにいきました。
御者はこういいました。
「かしこまりました。でも、王子様、この車は私の他に1人しか乗れません。しかも、ちょっと忙しい時期でして都合のつくときに1人ずつご案内させていただきます。」
四人の王子は御者の言い分を飲みました。
一人目の王子が案内されたとき、キンスカの木は芽吹いていました。
二人目の王子が案内されたとき、キンスカの木は若葉が茂っていました。
三人目の王子が案内されたとき、キンスカの木は花を咲かせていました。
四人目の王子が案内されたとき、キンスカの木は実がなっていました。
四人の王子はキンスカの木について語り合いましたが、全く話が噛み合いません。
終いには喧嘩になってしまいました。
そこで国王に話を聞いてもらうことに。
国王は事情を聞いてこう言いました。
「お前たちはたしかにキンスカの木を見た。
しかし、見せてもらったとき、キンスカのどんな時の姿なのか聞かなかっただろう?
この木は過去にどんな姿をしていて、未来どうなるのか?
それを聞いておれば喧嘩になるわけはないのだ。
お前たちは正しくものを見れておらんということだ。」
すべてのものは変化します。
あなたも僕も、他の人達もキンスカの木のように変化します。
僕たちは変化するのに行動を変えるということはなかなかやりません。
変化する以上、その変化に合わせたことをやることが楽しく生きる極意だと思います。
そして、それはギターも同じなのです。
あなたの成長に合わせて練習方法やアプローチは変えるべき。
であれば、必要なことは何でしょうか?
あなたが今やっていることは今のあなたにフィットしているでしょうか?