普段会話する時のことを
思い出してみてください。

実はここにギター上達のヒントがあったりします。

例えば、誰もが挨拶をするでしょう。

朝なら「おはようございます」といいますよね。

これを「おたようございます」といったら
どうなるだろう?

多分、「おはよう」といいたいんだろうけど
なんでそんな言い方をするのか不思議に
感じるでしょう。

では、今度は「お・はようご・ざいます」と
間にスペースをいれるとどうなるだろう?

・のタイミングで
どれくらいの間をもたせるかによっては
そもそも、なんといいたいのか
わからないかもしれません。

さて。

「なんの話だ?」と思ったかもしれませんが
実はこの話にはものすごくたくさんの含みが
あります。

ギター上達のヒントもここに隠れている。

どういうことなのかお話しましょう。

僕は普段からギター演奏というのは
トーン×リズムで考えることを勧めています。

これは何もギターに限りませんが
楽器演奏というのは歌も含めて、
イメージした音(トーン)を
イメージしたタイミングと長さ(リズム)で
表現したものだからです。

演奏の基本というのは
トーン×リズムなのだ、ということです。

ここで先の挨拶の例を思い出してください。

「おたようございます」といった前者は
演奏に置き換えると、弾く音(トーン)を
間違えた状態。

「は」を「た」に間違えているのは
弾く音を間違えたようなもの

後者の「お・はようご・ざいます」は
リズムを間違えた状態といえます。

普段の会話で「おきようございます」とか
「お・はようご・ざいます」なんていってたら
会話になりません。

もちろん、これだけなら
なにかの冗談か、
ちょっとしたおふざけで済むでしょうが、
頻繁にこの手の間違いが出てくると
どうなるでしょう。

会話成立しなくなりますよね。

楽器演奏はこれと同じなのです。

トーンとリズムが両方揃ってないと
ダメなのです。

会話で考えるとありえないことですが
演奏に関しては、これは頻発する。

ここを意識して練習すると
ギターは誰でも上達します。