上達というのは誰しもが望むことです。
しかし、望んでいる割に、
その本質を問うたときに
明確に答えを返せる人は少ないものです。
あなたはどうでしょうか?
上達というのを
どのように説明するでしょうか?
もし、小さな我が子に
「上達とは何か?」と問われて
答えることが出来るでしょうか?
答えられないというなら
自らがよくわかっていない、
ということになるでしょう。
そんなよくわからないことを望んでいるのだから
その望みが叶わなくても当然ではありませんか。
でも、これは逆に言えば、
「上達とは何か?」がわかれば簡単に実現出来る、
ということでもあります。
今回は僕が30年ギターを弾いてきて、そのうち、
20年は人にギターを指導してきて確信している
上達の真相をシェアします。
この答えに従っていただければ
上達は間違いなく実感できるように
なるでしょう。
さて。
上達とは何か?
それは、一言で表現するのは難しいのですが…
上達とは問題解決によって実現出来るもの
だと言えます。
「問題」という言葉に違和感があるなら、
「課題」でも良いです。
これは何がいいたいかというと…
「課題」というものが明確にならないと
上達は実現できない
ということです。
上達って要は今までの自分が良くなっている、
レベルアップしている事をそう呼ぶのですよね。
だったらレベルアップする前は
何らかの課題・問題があった、
ということになります。
その課題・問題を乗り越えたからこそ
上達を実感できるわけです。
例えば、身近な例でいうと…
あるフレーズを弾いていて
いつもノイズがでていたとしたら、
そのノイズがなくなれば
上達したことになりますよね。
この「ノイズがでていた状態」こそが
「課題・問題」なわけです。
そして、練習した結果
「ノイズレスで弾けるようになった」
これが上達の実感となります。
つまり、上達というのは
「課題・問題の克服」
と言えるわけです。
これがわかると上達するには
課題・問題は何か?ということが
定義できればいいと言うことになります。
逆にいうと
なかなか努力しても上達感が得られないと
いうことは…
課題・問題の定義が出来てない
ということになります。
そして、20年教えてきて思いますが
生徒さんでこの課題・問題の定義というのは
全員が出来てないのです。
だから、レッスンが必要になる。
よって、僕はレッスンで何をやっているのか?
それは…
生徒の課題・問題を明確化しているのです。
ここが解決したら
生徒は絶対に上達を実感できるからです。
課題・問題の定義というのが如何に重要か、
ということがわかっていただけましたでしょうか。
あなたの演奏の課題・問題は何でしょうか?
是非、この答えを考えてみてください。
上達はこの問から始まるのです。