無味無臭というと
何の味もなく、何の臭いも無いこと
という解釈でみんな一致しています。

しかし、これ、
「無」という味、「無」という臭いが
存在するとしたらどうでしょうか。

ちょっと見え方が
変わってくるのではないでしょうか。

実は「無」というものが
「なにもない」状態を指すのではなく
「無」という状態、存在があるとすると
音楽の大きな大きなヒントになります。

僕は普段からリズムギターの重要性を
発信していますが、リズムを考えるときに
「無」というのはヒントになる。

音楽に置き換えたら「無」というのは
休符のことになる。

この休符をどれだけ味わえるか。

これがそのギター演奏を左右していると
言っても過言ではありません。

だから、昔から巧者はみんな口を揃えて
「休符を弾け」と言ったのです。

休符は無です。

「無」という音。

「静」という音と言ってもいいかも知れません。

音なのだから弾くもの。

よって休符は弾くものなのです。

あなたは休符を弾いているでしょうか。