変わった話しを耳にしました。
日本には仏像というのがあります。
その中に11の顔を持つ仏像があります。
十一面観音といいます。
頭の部分に11個顔がついている仏像です。
穏やかな表情や優しげな表情、怒っているものもあります。
ところが、この仏像には後頭部にも顔がついているというのです。
そして、その表情は何だとおもいますか?
実は、、、、
爆笑している顔らしいです。
これは暴悪大笑面というらしく悪に出会ってもそれに染まらずに笑い飛ばすことで悪を救ってやろうという意味らしいのです。
で、面白かったのはこれが日本人が改変したものだと言うのです。
元々、仏教はインドで生まれたもの。
そして、インドの経典にも日本よりも前に仏教が伝わった中国の経典にもこういう考え方は記されてないようです。
実際、宗教的な話に出てくる人で笑っているのは他所の国にはあまり見られない特徴です。
つまり、「笑い」というのは僕達、日本人がDNAレベルで持っている感性感覚である、というような話し。
さて。
実はこれ、音楽においても同じで。
「ギターがうまくなりたい!」「かっこよく弾けたら良いのになぁ」とかいってギター練習するのは良いんだけど、その時に笑えない練習ばかりしている人は多いのです。
笑いながらうまくなれるような方法を採用したらいいのに、いちいち基礎練習みたいなクッソ面白くもないフレーズを真剣な顔して弾いて、
「いつになったら僕はかっこよく弾けるようになるのだ、、、、」
とか言っちゃったりなんかしちゃったりなんかして。
そんな苦痛しか残らないような練習するからますますギターの面白さから遠ざかっていくのです。
そんな無味乾燥な練習よりも、、、、
自分も笑顔で弾けて、他人も笑顔で聞ける演奏はどんな演奏か?
同じ努力をするならこういう問の答えを考えることを頑張った方がよっぽど楽しくうまくなるのです。
あなたは苦しい顔してギリギリいいながら「必要だから、、、」などと人間の浅知恵を振りかざして面白くもない練習をしてませんか?
そんなことをしなくてもいいのですよ。