うちのオンラインレッスンの生徒さんが以前こんなことを聞いてきたことを思い出しました。
先生は文章は読むのも書くのも苦手だった、と言われていましたが、今では毎日文章を書かれています。
メルマガも普通の人は1通だけというのがおおいですが、先生の場合は生徒向けにも書いてるから少なくとも2通は毎日書いてるわけでしょう?
しかも、多い日は3通も4通も来る時があります。
なんで、苦手だったものがそんなに書けるようになるんですか?
ネタ切れとかないんですか?
この質問の答えは簡単です。
そして、これがギターのコツとも共通するので今日はこの答えをご紹介します。
まず、読むのも書くのも嫌いだった、というのはどれくらい嫌いだったかというと・・・・
1行読んで「疲れたー」とかいうレベルです。
もちろん、学生のときの読書感想文とか、家族に手伝ってもらわない年はありませんでした。
でも、今は…
一度、本読みだしたら止まらなくなるから読む時間を考えないといけなくなるほどですし、メルマガも毎日書いてます。
なんでこうなったのか?
それは…
読んだから、書いたから。
面白さがわかるまでそれらをやり続けたからです。
人間は基本、「面白い」とか「楽しい」と思えることしか出来ません。
でも、最初からこう思えるものは少ないのです。
すぐに面白い、楽しいと思えるものは飽きるのも速く、結果的に良い影響がないことが多いのが現実だと思います。
(これの最たる例はゲームとかそうかも。スマホゲームなんて何度途中で虚しくなってやめたことか)
その意味で文章というのは「面白い」「楽しい」と思えるまではそれなりに時間が必要だったりします。
でも、一度、面白さがわかると時間を無理にでも作ってやろうとします。
筋トレとか、掃除とかもそうですね。
そして、ギターも。
そう、ギターも楽しさ、面白さがわかるまでが実は勝負なのです。
むいてる、むいてないの問題ではないのです。
センスがある、ないの問題でもない。
続けるかそうでないかだけの問題だと思うのです。
たまに…
「続けてる間に『自分センスないわー、このままやってても意味ないんじゃないか?』とか思わないんですか?」
と聞かれますが、今は思いません。
もちろん、過去に思ったことはありますよ。
そう思って辞めたこともあります。
でも、今は思いません。
なぜなら、人間の能力など大差ないことを知っているからです。
それに、本当にセンスがなくて、むいてないことならそもそもそんなものに手を出さないように人間はなっていると思いませんか?
あなたがギターを手にとったのはなぜですか?
誰かの影響?
だとしたら、なぜ、その「誰か」に影響を受けたのか?
なぜ、ギターをかっこいいとおもったのか?
こうやって「なぜ」を突き詰めると結局…
わからない、いう答えに行き着くはずです。
でも、それなら「わからないのにそれを選んだ」ということになります。
ギターというモノになるかどうかもわからないものに決して安くないお金を投じて…
そもそも、日常生活にない身体の動きを覚え…
弾けない期間をここまで耐えてきた。
ここまでやった自分にセンスないと言ったらバチ当たりませんかね?
こういうことがわかっていたら続けられないなんて可能性はだいぶ低くなるんじゃないでしょうか。
どんなことでもそうですが、続けた人がモノになるのです。
だから続けることが最重要。
でも、続けられない、なんてのは自分のやっていることが見えてないだけだったりするのです。
あなたには間違いなくセンスも才能もあります。
だから、ギターを手に出来たのです。
ギターを手にする経済的、時間的、精神的余裕もある。
だからこそ手にできたのです。
そういう事実に感謝しながらありがたくギターを弾きましょう。
うまくなるなんて当たり前の様に実現するのが本来です。
続けましょう。
それが上達にしても、うまくなるにしても、楽しくやるにしても前提なのですから。