どの世界でも一流と呼ばれる人たちは
凡人では考え及ばないことを
考えているものですよね。

その一例にギター上達のヒントになるものが
あるのでシェアしましょう。

ミケランジェロという彫刻家をご存知でしょう。

彼は、彫刻が単なる技術的な作業ではないと
感じていたようです。

「私は大理石の中に天使を見た。
そして天使を自由にするために彫った」

と残しています。

つまり、ミケランジェロにとって彫刻は
イメージありきだと思っているわけです。

大理石の中に潜む形を見出し、
それをノミで形作ることが彫刻家の仕事だと
考えていたようです。

そんなミケランジェロはこう言い残しています。

彫刻は簡単だ。

ノミを下ろし肌に届いたら止めればいい。

要はイメージ通りに彫ったら良いよ
ということですよね。

実はこれ、ギター演奏もそうなんです。

多くの人は基礎が重要とか思っています。

たしかにそれは間違ってはいないけど
同時に基礎がないなら演奏は出来ないと
自分に信じ込ませている状態とも言えます。

そもそも、基礎とは何なのか?

その目的は「曲を演奏するため」のはず。

それなら極論、曲を満足行く形で
演奏できるなら
その基礎はなくても良いことになります。

つまり、本質は基礎を創ることではなく
音楽を表現することでしょう。

そして、演奏は先のミケランジェロと同じで
イメージを形にする行為です。

ということはイメージがあれば良いのですよ。

ここからこういうやり方が導けます。

曲聞いて弾こうとするフレーズをイメージする

イメージどおりに弾こうとする。

弾けない

分析する

基礎練

同じ基礎をやるにしてもこのプロセスをたどると
基礎練は効果を発揮します。

※個人的によく巷で言われている基礎練は
推奨しませんが

本質はイメージを形にすること。

ほかは全部、これを達成するための道具です。

そういう風に見ると
楽器演奏はシンプルに見えてきませんでしょうか。

数ある演奏上達の方法や情報に
惑わされずに着実に楽しく上達できる道を
歩めると思いますがいかがでしょうか。