尊敬する人に真剣にアドバイスを求めた結果、
骸骨の絵を渡されたら
あなたならどう思うでしょうか?
「ふざけんな!」
となりますか?
それとも、
「どういう意味でしょうか?」
と真意を探るでしょうか。
かつて僕たちの先賢先哲が
人にアドバイスを求められた際、
骸骨の絵をプレゼントされた、
という事件があったそうです。
こんな気分が悪くなりそうなことを
やった人、、、
それは、一休。
禅の世界の名僧です。
アニメの一休さんからは想像がつかない、
その歯に絹着せない表現が個人的には好きですが
とても深いものを含んでいるのです。
先の2つの骸骨の絵には
ある言葉が添えられていたそうです。
それはこんな言葉。
「喧嘩しないで暮らそうじゃないか、
末は互いにこの姿」
と記されていたといいます。
とてもじゃないけど、反論できませんよね。
だってそうだから。
このように本当のことというのは
言われたらわかるんだけど
なかなか気づけないものです。
ギターも同じで。
うまくなりたいと言ってやる行為が
全然効果的じゃないケースなどごまんとある。
できれば効果的な方法を採りたいものの
何を信じて良いのかわからない、、、
こうなっている人はたくさんいるわけです。
一生懸命頑張ってきて、
それでもうまくいかなくて
「初戦趣味なんだから良いじゃないか」と
自らに言い聞かせるものの心の中にもやもやが残る。
なんだか心残りを感じて再開したり
他の人がかっこよく弾いているのを見て
心の中に残っていたもやもやが大きくなって
再開したり、、、といろんなことを言いながら
つづけてきたわけです。
だからこそ、そういう人ほど、
本当のことを知る必要があると
個人的には思うのです。
そうでないとせっかく頑張ってきたのに
無駄に終わっちゃうわけですから。
さて。
効果的な方法。
上手くなる方法。
弾けるようになる方法。
そういう方法はあります。
どんなにセンスがなかろうと
関係なく機能するやり方がある。
でも、問題はそれに出会えないことではなく、
それに出会っても気づけないことなのです。
なので、気づき方をシェアしましょう。
効果的な方法、本当の方法、再現性がある方法。
そういう方法には特徴というのがあるのです。
先の一休さんのエピソードにも
この要素が含まれています。
あなたは何だと思いますか?
それは、、、
長期的に見ても成立する事実という要素です。
先の一休さんの話。
骸骨2つの絵を渡されて、
最初は意味がわからない人がおおいはず。
それは短期的な視点で物を見てるから。
昨日、今日、明日みたいな短期視点で
固定されているのが僕たちの普段の姿です。
だからこそ「明日も生きていられる」と
錯覚しています。
でも、長期的に見たら誰もが
例外なく絶対に骸骨になります。
長期的に見て成立する事実というのを
ちがう言葉で「真理」と言っているのだ
と思うのです。
ギターにもそういうのがある。
僕はいつもギターはトーンとリズムだと
言っています。
これ、今までそうじゃない音楽が
あったでしょうか?
今、僕たちがよく聞く音楽に
トーンとリズムという要素がない音楽が
ありますでしょうか?
今後、トーンとリズムを無視した音楽が
開発されると思いますか?
(ちなみにイエスだったとしてそれ、
音楽として認知できると思いますか?)
僕はいつもギターは身体の使い方が重要だ
と言っています。
これ、今までのギタリストで
身体を使わずに弾いたギタリストがいたのでしょうか?
今生きているギタリストで身体を使わずに
弾くギタリストがいるでしょうか?
今後、身体を使わずに演奏するギタリストが
出てくると思いますか?
(ちなみにイエスだったとしてそれ、
ギタリストって言えるのでしょうか?)
こうやって考えると本当のことは
いとも簡単に見えてくる。
そういう思想に基づいたものは
間違いが少ないと思うし、
効果が上がって当然だと思わないでしょうか。
僕はこういう考えで作られたギター練習でないと
上達の再現性は得られないと思っているし、
そういう発信が世間にないから発信しています。
あなたも是非、本当のことは何か?と
考えてみてください。
こういうことの積み重ねが長い目で見たときに
あなたに安心できる状態を作ってくれると
思います。