ギターに限らず、どんなジャンルのものにも
「機」というのがあります。

この機を外すと全く効果が顕れないけど
機を捕まえることが出来たら
一発で効果が出る。

そういうものがあります。

身近なところで言うなら、
指圧とか鍼灸の世界で大事にされる
「ツボ」というのは一種の「機」です。

よく企業がやれ、決算期だ、やれ新年だ、
やれクリスマスだ、ハロウィンだとかいって
打ち出すキャンペーンも「機」。

ツボの場合は、外すと想定した
健康改善効果はほとんど見られない。

今は2025年の4月も終わりに
差し掛かろうとしているけど
このタイミングで
卒業キャンペーンとか言い出すともう遅い。

「誤投下された投稿か?」とか
「なにか勘違いしてるのかな?」などと
不審に思われる。

機を外すとこういう事になる。

でも、逆に機を捕まえることが出来ると
どんな人でもうまくいくのはギターでも同じ。

先日、オンラインレッスンをやった時のこと。

このレッスン生は目が見えません。

でも、相手の話をよく聞いて
機を捕まえたアドバイスを与えると
その場で演奏感覚が変わる。

出音も良くなる。

たった1アドバイスで変わるものは変わる。

こうやって機を捉えることが出来たら
小さな成功体験と共に
今までの間違った信念は一掃される。

そして、「こうしたらよかったのか」
という確信が出来る。

この確信のことを「骨」といいます。

「コツ(骨)を掴む」というのは
このことです。

こうやって掴んだ骨を
強く強靭なモノにする。

それが練習です。

掴んだ骨(習い)を血肉化(練る)しているわけです。

こういうイメージで練習というのを
捉えているでしょうか。

骨のない練習になると
せっかくの時間と労力がもったいない。

骨を意識してみましょう。

今のあなたは骨を「掴もうと」
しているでしょうか。

まずはこの態度からスタートしていきましょう。