世の中には何でも器用にデキる人と
そうでない人がいますよね。
やること成すことうまくいく人と
なかなか努力が報われない人がいる。
僕は後者のタイプですから
努力が報われない人の気持ちは
わかるつもりです。
一生懸命真面目にやっているのに
何故か報われない。
おかしなことをしているつもりはまったくなく
むしろ真っ当な努力を
積み重ねているはずなんだけど
何故かうまくいかない。
自分の能力が信じられなくなり
世界が呪わしく見えてくる。
後になったら笑い話ですが
報われない経験をしている時は地獄です。
ギターにもこういうタイプがいます。
今は昔と違って、情報がありすぎて
余計に混乱しやすい時代です。
自分を簡単に見失う。
自信がなくなるのも30年前より
ずっとスピーディー。
そんな時代だからこそ
そういう人達の助けになりたいと
いつも思うのです。
そこで、努力が報われずに思い悩んだ時期に
やってよかった手立てを紹介します。
ギターの上達だけではなく
あらゆることに応用可能な話なので
良かったらご一読ください。
どうしたら努力は報われるか?
これは実は簡単です。
それは…
陽転思考を習慣にすること。
例えば、毎日1時間無理やり時間をとってまで
ギターを練習してはや3ヶ月。
初期の頃の録音を聞いて
「あれ?あんま今も変わらねーな」
と感じたとします。
ここで心が弱い人はすぐに折れます。
自分にセンスはないと判断する。
典型的な挫折パターンの1つです。
しかし、同じ経験をしてもこう思える人がいます。
「おぉ、演奏あまり変わらねーぞ?」
↓
ということは…
↓
「練習のやり方を誤解しているかもしれねーな。」
「練習のやり方がそもそも自分に合わねーのかもしれないぞ」
「『どーせ弾けるようにならねーかもな』とか
思いながら練習してなかったのか思い出そう」
となる人がいるのです。
(最後の感じになる人はめったにおりませんが
たまにいます。
そして、こういう人はすぐにうまくなります)
これが陽転思考です。
要するに同じ出来事を経験しても
その解釈が違うのです。
前者はダメな部分を探しています。
後者は陽転思考。
改善点を探している。
この「改善点を探す」というのは
「やることやったら『できる』に決まってるだろ」
という前提があるのです。
だから、その前提が成就しやすい。
もちろん、いきなり完璧に陽転思考100%には
なれないものですから、少しだけでもいい。
一種のトレーニングだと思って、
陽転思考をやってみるのです。
うまく出来なくてもいいからやる。
すると、現象や物事を
建設的に解釈できるようになります。
長年、たくさんの生徒さんを見てきましたが
陽転思考が鍵であることは
確実に言えることの1つです。
そして、仮に今のあなたが
ダメな部分を探してしまうクセがあったとしても
意識して陽転思考のトレーニングをすると
陽転思考は出来るようになります。
それが出来るとうまくいかなくても
窓外の景色を眺めるかのような感覚に
なっていくので
挫折、停止、混乱はなくなるのです。
意外に思うかもしれませんが
楽器はその習得プロセスも精神力が鍵です。
上達方法も大事ですが、
それを支える心の部分を鍛えることを
楽器演奏練習の目的にすると
人生全般が上向くのでおすすめです。
よかったら陽転思考、やろうとしてみてください。
ではでは。