自分でなにかに気づく…
ある種の悟りですが、そういうのは
何も仏教や禅の世界のものだけではありません。
あらゆる世界にあることです。
たいそうなことに気づかなくてもいい。
些細なことでも自分で気づいたらそれは悟りなのです。
そんなことが僕にも起こりました。
僕は日常的に氣の呼吸法という
呼吸法をを実践しています。
これは明らかに身体のパフォーマンスも良くなるし
精神も非常に安定する。
今話題の中村天風さんのお弟子さんが
開発したやり方なのですが
すごくいいなぁ、と思って
何年も前からちょくちょくやっています。
そもそも合気道の呼吸法なので
それを教えてくれるクラスにも参加したことが
あったのですが、なかなか悟るに至らず
時間だけが過ぎ去っていく毎日でした。
ひどい場合は呼吸の姿勢等にこだわりすぎて
腰を痛めたこともあって、
自らの覚えの悪さを実感したこともありました。
でも、それでも自分なりに試行錯誤して
やっていると悟るものです。
そして、それは書籍や、人の解説では
得られないものだとわかります。
書籍や人の解説で答えを知ることは
ほとんどの人にとって絶対に必須なのですが
答えを知って安心したり
わかったつもりになっているのが
よろしく無い。
やはり本当のホントというのは
言葉での伝達が難しい、
と改めて実感します。
例えば先の呼吸法の真髄は
心を鎮めること。
心を鎮めることで、
簡単に無念無想の状態に
自ら移行できるようになるのが
その本質だと思います。
言葉で表すとそうなるし、
それは書籍にも書いてあることです。
人も教えてくれます。
でも、それだけでは
その真意を読み取れないんですよね。
だから、自分で実践しまくって
自分で会得するしか無い。
これを自得というのですが、
物事はすべからくこの自得がものを言う。
ギターも同じなんですよ。
基礎練習は不要、
リズムを大事にしたコピー一択でいいよ、
という答えを知っていても
その真意に到達できなければ
ちょっと都合の悪いことが起こったら
すぐに基礎練習に戻ってしまう。
そして、奥田のやり方は合わなかった、
などと悪悟りをする。
最悪、嘘つき呼ばわりされたり
することもある。
でも、真相はただの実践不足や
「猜疑を抱えてやる」という
態度の悪さにあったりする。
で、そういう人は大抵
基礎練習に戻ってもしばらく時間が経つと
「やっぱりつまらない、
音を楽しむと書いて音楽なのに…
やっぱりこれはおかしい」
などと言ってまたやめてしまう。
ただの実践不足と態度の悪さにある
ということをなかなか悟れません。
それを何サイクルか繰り返して
最悪「あぁ、やっぱ面白くない、
自分は向いてない」などと言って辞める。
立派な挫折者の出来上がりです。
剣豪宮本武蔵は
我、神仏を尊びて神仏に頼らず
と言ったのは有名ですが、
まさにこの境地を心がけると良いと思います。
答えはありがたく拝聴するが
自ら会得するのは他を頼らない。
意外にギターの楽しさ、音楽の楽しさを
得るための必須事項だと思います。
追記
色々書きましたが
自得というのは態度の問題であり
自分で得るという覚悟をすると
どんなことでもかなり楽しい境地に
到達する、ということです。
これが人間の面白いところです。
何故か、自然と悟る。
そんな可能性があなたにも
絶対にあるのです。
人として生まれてきているのは
自らの可能性を開いて
他に貢献するためです。
自分も楽しい、他人も楽しいという
世界を創るために生まれてきているのです。
そうやって世界を進歩発展させるのが
人間の役目だからこそ
試行錯誤も必ず報われるようになっている。
ある時、ふと悟る。
自得できるのはそういう前提があるからだと
個人的には思えてなりません。
ご自身の可能性を決して見限ることなきよう
どうせやるなら楽しく、喜びと感謝の気持ちを
最初は捏造してもいいからやっていきましょう。