ユングという心理学者がいます。

 

名前くらい大抵の人が聞いたことがある程の有名な心理学者です。

 

フロイト、ユング、アドラー。

 

3大心理学者です。

 

 

クラプトン、ペイジ、ベックみたいなものです。

 

 

 

さて。

 

そんなユングがインディアンの長老にこんな事を尋ねたそうです。

 

 

ユング

 

「どうして白人が麻痺しているというのかね」

 

 

長老

 

「お前らは頭で考えるやないかぃ」

 

 

ユング

 

「そりゃそうでしょう。

君たちは考えないのかね」

 

 

長老

 

「わしらはここで考える」

 

 

そういって長老は

自分の胸を指差したそうです。

 

 

 

あなたはユングのように頭で音楽を捉えてないでしょうか?

 

 

基礎練習が必要

 

スケール練習が必要

 

コードは覚える必要がある

 

楽譜は読めないとダメ

 

ノイズは出してはダメ

 

間違えたらダメ

 

 

こうやって頭で考えます。

 

そして、いつの間にか

手段が目的とすり替わりがち。

 

 

基礎練習を弾くことが目的になり

 

スケール練習をすることが目的になり

 

コードを覚えることが目的になり

 

楽譜が読めるようになることが目的になり

 

ノイズを消すことが目的になり

 

間違えずに弾くことが目的になりがちです。

 

 

 

そして、音楽を聴いてくれる人を

置き去りにします。

 

その音楽を聴いてくれる人は

他人の場合もあるし、

自分自身の場合もあるでしょう。

 

 

あなたは聴いてくれる人を

置き去りにしてないでしょうか?

 

頭で音楽を捉えてないでしょうか?

 

もし、ギター演奏が楽しくなくなってたり、

思うように上達を感じられないなら

こういう部分を見直してみると

良いかも知れません。