先日宅配便のユーザーさんが
こんなコメントをくれました。
リズム解説動画観ました。
はねてるようだけどはねてない。
なんとなくですが、わかるような気がします。
バース、コーラスフレーズも
四分音符のスタッカート4発ですが、
シャッフルの2つ目をスラーにしたような
イメージでしょうか?それならなんかイントロの3連も
わかるような気がするような。
これは指導者としては嬉しいご報告です。
これは一緒に練習していく中で
演奏の感覚が身についてきたことを表すからです。
なんとなくでも違いがわかる。
これは大きな進歩です。
わからない人、いっぱいいます。
もちろん、それは
その人に能力やセンスが無いのではありません。
音楽において
「わからない」=「未開発」
というだけだから。
だから、開発したら誰でもわかります。
でも、人間というのは
未知の世界を敬遠するものです。
脳は変化を嫌う。
潜在意識は変化を嫌う。
生き物として変化は脅威だからです。
変化と言うのは身の危険と
直結することが意外と多いのは
脳科学や心理学かも容易にわかることです。
だから、本人が気づかない間に変化が
勝手に起こるように導くのが
僕のやり方です。
だから、素直にやってくれる人は
勝手に変化し、成長し、上達する。
そうでない人は変えられない
(なぜなら、やるべきことをやってくれないから)
長年、物事を教えていると
こういう自分の力でどうしようもない部分を
イヤと言うほど見せられます。
そこから学習するのです。
生徒さんに
「何としてでも変わってもらわねばっっっ!」
と熱意をもつことは大事ではあるのですが
行き過ぎて執着になると
何も変化が起こらないのです。
だから、生徒さんには
良くなってほしいと思うけど
反面、どうしようもない部分はある
ということを認識するようになる。
だからこそ、こうやって感覚を
身につけてくれる生徒さんが出てくることは
最高に嬉しいことのひとつです。
ギターって普通に弾くだけなら
誰にでもできる。
同じ弾くなら、楽しく弾けないと。
同じ弾くなら、深く弾けるように
なってもらえるほうが良いと思います。
その人の人生そのものが
変革する可能性があるからです。
(ギターはそのきっかけとなる)
感覚というのは生まれ持ったものではなく
後天的に磨き上げるものです。
それを体現してくれたのが先の生徒さん。
この話を受け入れると
ギター上達しないことに
センスを言い訳にすることは
できなくなります。
でも、間違いなくあなたのセンスは磨かれ
以前は、センスだと思って半ばあきらめていたことは
次々とできるようになっていくでしょう。
演奏感覚というのは磨けるのです。
なので、磨きましょう。
それをやる基本的なやり方が
フレーズのコピーです。
曲を弾きましょう。
フレーズを弾きましょう。