先日、こんなのを書きました。
↓
このコメントからもう一つ重要な
ギター上達のポイントが抽出できるので
紹介します。
それは…
演奏のコツというのは
2つある、ということなのです。
1つは一般化出来るもの。
1つはその曲やフレーズだから成立すること
という2つです。
前者はいつも言っているような内容です。
リズムが重要
身体操作が重要
「えぇから弾け」「楽しくやれ」「継続せよ」
といったメンタル要素が重要
こういうのは一般化出来るもの。
つまり、曲とか関係なく通用するコツです。
後者はその曲だからこそ見いだせるコツです。
先日の生徒さんのコメントで言うと…
私はきれいな典型的なクラシックフォームに
しなければいけないのだと誤解していました。解説聞いたら逆でした。
で、自分で弾いてて
実は違和感があったのです。今回のフレーズで
きっちりクラシックフォームにすることに。自然な流れで行くと
少し崩したフォームのほうが
弾きやすく感じたけど、
それを抑えつけたみたいな。でも、先生の解説きいて、
ああこういうのも一つの身体の使い方
なのだろうなあ、と思った次第です。
ここですね。
これはこの曲だから見いだせたコツなのです。
必ずしもきれいなクラシックフォームでなくていい
というのはこの曲だからです。
こういう風にギター演奏というのは
時と場合によって柔軟に変わるものなのです。
だから、曲を弾くことが重要です。
基礎練習をはじめとした
機械的なフレーズを弾く練習が重要
という考え方があるけど
機能しない人が意外に多いのは
こういうことがあるからだと思っています。
基礎練習は100%否定はしないけど
そういうのは何を練習したいのか?という部分に
合わせないといけなくなるんですよね。
そういう意味で意外と
1人で練習に活用して
上達を実感するのが難しいのです。
更に副作用として
実際には練習になってないのに
練習した気になるというのもあると思います。
あれは僕らコーチが生徒さんに対して
利用するツールとして活用した方が
現実的なんじゃないか、と思っています。
そういうこともあるので
やはり弾きたい曲楽しく弾くという
シンプルなことが
ギター上達の基本になるかと思いますが
いかがでしょうか。