うちでギターコーチとして独立するために

学習している若者がいます。

 

 

彼が先日なかなかすごい気付きを得ました。

 

 

これ、ギター弾いている人に

大きなヒントになるんじゃないか

と思うので紹介します。

 

 

 

彼には学習の一環として古典の章句を

実際のコーチ活動に活かすことを

課題としているのですが…

 

そこで彼は大きなことに氣付いた。

 

 

 

論語に知好楽というのがあります。

 

 

知っているものは好きなものには及ばない。

 

 

好きなものは楽しんでいるものには及ばない。

 

 

 

一般的にはこういう意味なのですが

これを使って彼にコーチングしている時に

彼はあることに氣付いた。

 

 

知好楽というのは実は

人の成長プロセスではないか?

 

ということに気付いたのです。

 

 

彼はこう言ったのです。

 

 

 

アドリブを練習していく過程が
今回の言葉に当てはまっているような
気がしました。


最初はペンタやセッション曲などの知識を
知る



セッション曲やアドリブが好きになってくる



そうやって実践した結果、
楽しめるようになった。


みたいな感じだったなと。


そして、下にいけば行くほど
上達していったように思います。


だから、楽しめるようになるには
まず知識などを知って実践する必要があるな
と思います。

 

 

 

アドリブに関して、

彼は以前僕の講座を受けいたのですが

まさに上記の流れで上達していったのです。

 

 

その過去の経験に照らし合わせた時に

 

知る

好きになる

楽しくなる

 

の順番で進歩があると気がついた。

 

 

 

これこそが大きな一歩なのです。

 

 

これがわかったら

最初から楽しめるとか、

好き嫌いを言うことは意味がなくなるのです。

 

 

 

まずは知ること。

 

 

そして、知ったらやること。

 

 

やったらできるようになるから

好きになる。

 

 

好きでやっているようになったら

勝手に楽しめる境地が向こうから

ひょいひょいやってくる。

 

 

 

このように選択行動がシンプルになる。

 

 

 

仏教に如来という言葉があるのですが

来…

 

つまり、悟りとは

向こうからやってくることを意味しています。

 

 

 

楽しめるのもこれと同じ。

 

 

向こうから勝手にやって来る。

 

 

こっちから追いかける必要はない。

 

 

自分は単に知ったことを実践し続け、

心が変化してくるのを待っておれば良いのです。

 

 

普段から「淡々とやれ」と指導するのですが

それはこういう仕組みを

経験的に知っているからです。

 

 

 

知好楽。

 

 

この順序で人は進歩するのです。

 

 

 

なので、まずは知ること。

 

 

知ったからには実践すること。

 

 

そこからスタートしましょう。