「どんな問題も、それをつくり出したときの意識レベルでは解決できない。」
ぼくはこの言葉がとても大好きです。
とても的を射てると思っているからです。
意識レベルといっているのが特に好きです。
まさにそうだと思うからです。
さて。
ギター教えていると弾けるようになるのに時間がかからない人と、かかる人の差が見えてきます。
時間かかる人って特徴があるんです。
時間かかる人は不器用だからではありません。
頭が悪いわけでもない。
決して、センス才能がないなんていう理由でもありません。
じゃあ、何なのか?
納得しようとするんです。
先にわかろうとするのです。
なぜ、そのやり方でうまくなるのか?を先に知ろうとするのです。
もちろん、納得感というのは重要です。
一度納得できたらアクセル全開で前進出来るので、、、、
しかし、現実はこの納得を得ることはむちゃくちゃ難しい。
ひどい場合は死ぬまで納得が訪れないかもしれません。
なぜ、こんな事が起こるのか?
これは、そもそも問題を抱えている時点で、考えていることや信じていることに誤りがあるということに気づいてないから。
だってそうでしょう?
問題抱えている、何かが不満。
この状況に導いたのはその人なのです。
問題を認識して、それを解消しようとしてるけど解消しないから問題が問題として居座ったままなのです。
そんな問題を解決出来ない意識レベルの自分が納得できること、、、
そんなことで解決するわけがない、と考えるのは当然では無いでしょうか?
だって、これで解決するならそもそも問題なんて発生しないからです。
僕はかねてから素直な人は素早くうまくなる、ということを言ってますが、それはこういうことなのです。
自分の納得を大事にするってことは言い換えたら出来ない自分を変えないってことです。
それで問題が解決するなら、とっくに解決しているのです。
つまり、問題や不満を抱えている時は自分の納得など脇においたほうが現実的であり、建設的なのです。
冒頭のアインシュタインの残した言葉はこう言うことをいっていると思います。
じゃあ、どうしたらいいのか?
あなたが信じられる人の言うことを聞いたらいい。
言っている内容はもちろんですが、あなたが信じられる人を信じたら良いと思います。
信じられる人の言ってる景色を見たいと思えば納得なんか出来なくてもとにかく行動を起こすことが出来るでしょう。
そして、体験したら「そういうことだったのか」と納得が得られるかもしれませんからね。
追記
ちなみに、他人を信じて良いのはあなたに自信が生まれるまで。
自信が生まれたら、自分の感覚を信じるのです。
自分の感覚を全面的に信じられる状態。
これが楽器演奏で得られる最高のゴールだと僕は思います。
追記2
こういうことを言うと「じゃあ、信じた人が間違っていたらどうするんだ?」とか「詐欺師に引っかかっていたらどうするんだ?」とかいう人がいますが、、、、
これは又、別の話。
この話には残酷な側面があると個人的には思っているのでまた気が向いたら書きます。