あなたは車を運転できますか?

自転車を運転できますか?

3輪車は?(もちろん、これは子供のときの記憶でOKです。)

 

少なくともどれか1つはYESでしょう。

 

 

では、もう一つ。

 

車や自転車、3輪車を運転してて右に曲がりたいとします。

当然、右に曲がるわけですが、その際の身体の挙動を意識しますか?

 

たとえば、右に曲がる時に車なら…

 

ブレーキを右足で踏んで減速。

右後方を確認

ハンドルを回す

アクセルを踏む

 

みたいな各動作を意識するか?ということです。

 

…しませんよね。

 

 

だから、車の運転を人に習うのは車乗れないときだけですよね。

 

運転できるようになっている状態で習う人はレーサーぐらいのものでしょう。

 

 

さて。

 

ギターも同じことが言えます。

 

以前、「僕が時折見せるアドリブみたいなことがしたい」というアンケート結果を頂きました。

バッキングの合間とか、ソロのデモンストレーションで見せる演奏です。

 

あれ、なんも考えてません。

(だから結構ミスってます 笑)

 

バックのコードも意識してなければスケールも意識してない。

 

もちろん、完全に意識してないのか?0%か?と言われると嘘になるでしょう。

でも、自然と勝手に身体が動いている感覚のほうが強いのです。

 

 

で、アドリブというのは結局こういうのを指すと思うのです。

もちろん、それ以外のアドリブもありますが、個人的にはまずこの無意識でやるアドリブというのを目指すべきだと考えます。

 

車の例と同じく、いちいち考えてやるのは自由でもなんでもありませんよね。

 

無意識でやるアドリブ。

これがベースになるのです。

 

でも、どうでしょう。

多くの人は理論から入ります。

巷の本やYouTubeなんかもそれを推奨します。

 

でも、現実はどうでしょうか?

その方法が間違っていると思えませんか?

 

 

まず、理論抜きで弾けば良いと僕は思います。

 

かっこいい演奏になるだのならないだのは最初はどーでも良いことです。

そもそも、いきなりかっこいい演奏を期待するほうがおかしいとおもいませんか?

 

だから、無意識におこなうアドリブ。

これを最初は目指すと自由に楽器を使いこなすという目的には大きく前進することになります。

 

結構、自由に弾けるようにしたいと言う声を沢山いただくので書いてみました。

 

参考になれば嬉しいです。