ある教授が学生にクイズを出しました。
教授は大きなツボを教壇に置き、
そのツボに岩を入れ始めました。
ツボいっぱいに岩が入ったところで
学生に聞きました。
「このツボは満杯か?」
教室にいた学生は
みんな口を揃えて「はい」と答えました。
「ほんとに?」
そう言って教授は教壇の下から
バケツ一杯の砂利を取り出し
ツボの中に流し込みました。
そして、もう一度聞きました。
「このツボは満杯か?」
先のことがあるのか場に沈黙が走りました。
その時、一人の生徒が
「違うんじゃないでしょうか」と答えました。
教授は笑いながら
「ご名答」
と言いました。
そして、またまた教壇の下から
バケツを取り出した。
バケツの中には大量の砂が入っていました。
その砂をツボの中に流し込んだ後
また、質問をしました。
「このツボは満杯か?」
今度は流石に学生たちも
「いいえ」と答えました。
教授は教壇の上にあった
水差しを手に取りツボの縁まで注ぎました。
そして、こう問いました。
「僕が何を言いたいのかわかりますか?」
この後、学生の一人はこう答えました。
「要は細かい、小さなことならやりきれる。
だから、状況がきつくても
努力することは出来る」
と答えました。
これに対して教授は違うと答え、
本当の答えを言いました。
それは・・・
「大きな岩を先に入れない限り、
それが入る余地はその後二度とない。」
そして、こう付け加えました。
「君たちにとって大きな岩とは
なんだろうか?」
この話は、とても印象に残っている話です。
何故か?
僕たちのギターも同じだから。
最も大事なものから取り組まないと
取り組めなくなってしまうのです。
ギターの場合はいちばん大事なものから
取り組まないと視野がどんどん狭くなって
取り組めなくなる、という感じでしょうか。
音楽において僕たちは何を
一番大事にするべきでしょうか?
それはエクササイズでしょうか?
基礎練習でしょうか?
理論の理解でしょうか?
家で一人で練習することでしょうか?
たまにはこういうことを考えてみてください。
こういうところに
大きなヒントが隠れているのですから。