北風と太陽という話がありますよね。
有名な話。
実はこの話がギターのヒントになっていると
言ったらあなたはどう思うでしょうか。
どのへんが?
と思われるかも知れません。
でも、これはギターのヒントが
間接的にではありますがかかれています。
北風と太陽と言うのは
この2者が勝負するという話ですよね。
旅人のマントを脱がせる勝負。
北風は風を吹きまくって
マントを吹き飛ばそうという作戦に出た。
ところがいくら吹かせても
吹けば吹くほど旅人はマントを
離しませんでした。
太陽の場合は特に何もしてないけど
普通にしているだけで
旅人は暑くなってマントを脱いだという話。
これはよく無理強いすることの害を説く
教訓として解釈されますよね。
確かにそう読み取ってもギターのヒントとして
活用することも出来るのですが、
実は他にも解釈がありまして。
これは…
駄目なことはいくらやっても駄目である
ということを示す教訓でもあるのです。
効果的でないものはいくらやっても
効果は感じられないのです。
ギターでもこれは全く同じ。
効果的でない方法を
しつこく試す人というのがいます。
もちろん、効果を実感するのに
時間がかかるものもある。
そもそも楽器演奏というのは
終わりなき世界だから、
いくらでも向上することが出来ます。
故に、ギターを弾くこと自体は
しつこく実践してなんぼ
という側面もあるのです。
だから、そういうタイプのことを
しているときはしつこく実践していて
いいのですが…
それは結構上級者向けのことであることが多い。
あまり弾ける実感がない。
曲が最初から終わりまで
通して弾くのに難儀している。
ギターはムズいなんていう感覚を持っている
このような段階にいるなら、
効果的な練習をするだけでいとも簡単に
上達を実感することは可能です。
実際、毎日のようにレッスンしていると
1アドバイスで相手の演奏が変わることなど
日常茶飯事ですから。
効果的なことをやらせると
即座に上達を実感できる。
これくらいのことは普通に起こることなのです。
それをいつまでも効果的でないことを
やり続けるのは
まさに北風の所業なのです。
北風になっていると
損することが増えるかも知れませんね。
追記
ちなみに北風にならないようにするには
ちゃんと自分の練習の効果を測定すること。
どうやって測定するか?
やり方は簡単です。
スマホで録画して後日見返したらいい。
とてもシンプルです。
追記 その2
よく言われるように力ずくでは
物事は良くなりません。
北斗の拳で例えるとわかりやすいのですが
ラオウでは駄目なのです。
トキでないと。
そして、トキのネタ元は
これだと思えて仕方ない。
↓
ムズいけど何年もかけて座右の書になるほど
読んでいますが、読むたびに
トキが脳裏に浮かぶのです。
そして、トキのように物事に当たらないと
なかなかうまくいかないものだということも
しみじみと実感しますね。