「ギター弾けるようになったら
かっこいいな」

ギター弾く人はほぼ全員と言っていいほど、
こう思ったことかあるはず。

あなたもそうですよね。

僕もそうです。

 

そして、そのときに頭に思い描いていた姿は
ギターを自由に手足のように弾いている姿…

そうではないでしょうか?

 

でも、時間が経つとともに
現実はそう甘くはないと誰もが実感します。

思っている以上にギターが重かったり…
思っている以上に弦が硬かったり….
思っている以上に指先が痛くなったり…

そして、思っている以上に、指は動かないし
思っている以上にピックは弦に引っかかる…

そして、時間がかかればかかるほど、
ギター弾ける人の気がしれないわけです。

 

「なんでこんなもんを
あんな軽々弾けるんだろう?」

そういう疑問が湧いてくる。

 

そして、上手い人と同じように
弾けない自分のセンスを恨み始める。

 

程度の大小はありますが、
これはみんな経験することでしょう。

そんな過程でギターを手足のように弾く
という理想は消え失せます。

不可能なもののように見えてしまう。

それでも、しばらくはそこに向かって
前進しようと誰もがするのです。

 

そして、その時に取り組むのは演奏力です。

誰もが演奏力に解決を見出そうとします。

演奏できるようになったらすべての問題は
解決すると思っているからです。

 

そして、これは全然間違っていません。

演奏力はギターで音楽をやる基本です。

これがないと始まりません。

 

でも、そう思って基礎練やったり、
スケール練習したり、
コード理論を学んだりしても
うまく行かない人が世の中には
たくさんいます。

僕もかつてはそうでした。

 

そして、時間がかかればかかるほど
自分にはセンスがないから、
という最もらしい根拠を
信じるようになります。

 

なんでこんなことになるのでしょうか?

 

それは…

基礎練やったり、スケール練習したり、
コード理論を学んだり…という方法に
原因があります。

 

ここが唯一、間違える部分なのです。

演奏力を身につける時に、
目を向けるところを間違えるのです。

 

基礎練がギター弾けるように
してくれるのではありません。

スケール練習がギター弾けるように
してくれるのでもありません。

コード理論の学習がギターを弾けるように
してくれるのでもないのです。

 

では、何がギターを弾けるように
してくれるのでしょうか?

 

これはフレーズの構造
と読んでいるものです。

どんなジャンルの音楽でも共通する要素というのがあります。

 

では、この構造とは何か?

それが

トーン×リズム

という構造。

 

音楽というのは狙った音(トーン)が
狙ったタイミングと長さ(リズム)で
表現されているのです。

これはジャンル問わず
すべての音楽に共通していることです。

 

だったらまずやるべきことは…

自分がどんなトーンを
どんなリズムで弾くのか

ここを明確にイメージするところから
スタートするべきではないでしょうか?

 

もし、あなたがこういう事を考えたことが
ないなら、一度こういうことからスタート
してみてください。

音楽はトーンとリズムなのです。